ブラック企業やら働き方改革やらが取り上げられ、働き方が変わった会社もあればいつも通り残業生活のままの会社もあります。
形だけタイムカードを切り、サービス残業なんてザラです。
長時間労働や過労死が問題になり、うちの会社も楽になるかと思えば全く楽になりません。
私が勤めていた会社もそうでした。
どれだけ頑張っても残業は減らないし、暇な時期に入って残業が減ってもそれは1年のうちのほんのいっ時だけでまた残業生活が待ち構えています。
毎年これの繰り返しです。
毎日毎日夜遅くまで残業生活だと、自分のプライベートもありません。
これでは何のために生きているかわかりません。
社会人とはこういうもの、仕事よりもプライベート優先するなんて。。。
仕事を優先できないなんて社会人として失格なんて考えは持ってはいけません。
こんな考えを受け継ぐから、また社会の奴隷が生まれます。
仕事のために生きてはいけません。
仕事なんてお金を稼ぐための手段。
人生のおまけです。
あまり昔の人や先人たちの教えを真に受けないでください。
残業を頑張るのではなくで、どうすれば残業をしなくて済むかを考えましょう。
残業を頑張ってもまた残業がまってるだけですよ。
私が今まで残業まみれの会社で働いてきた経験を元になぜその会社では残業が減らないのか、そして残業しなくて済むにはどうすればいいのかを考えていきたいと思います。
- 1.「営業が新しい契約先を取ってくるから」
- 2.「薄利多売だから」
- 3.「もともと残業ありきの給料だから」
- 4.「仕事を探すから」
- 5.「人手不足」
- 6.「付き合い残業」
- 7.「残業が美徳という考えが未だにあるから」
- 8.「結局みんなお金が欲しいので残業したい」
- 残業しなくて済むには
- 1.「仕事は誰かにやらせて自分は早く帰る」
- 2.「仕事は何でもかんでも引き受けない」
- 3.「誰ともつるまない」
- 4.「出世しない」
- 5.「残業が少ない会社に転職する」
1.「営業が新しい契約先を取ってくるから」
会社は売り上げが欲しいので、どんどん仕事を取ってきます。
新しい会社と契約を結びますから仕事は増える一方です。
売り上げがないと経営も悪化しますから、仕事を取らないわけにはいかないのです。
人手が足りないくせに新しい契約先をとって仕事もとります。
社員がどれだけ残業しても捌ききれないほどの仕事量になることもあります。
それでも売り上げのため社員の健康よりお金を優先します。
社員が仕事が回らないと訴えても
「それは効率が悪いからだ」
「どうすれば仕事が早く捌けるかを考えろ」
と言うだけです。
2.「薄利多売だから」
一個一個の単価が安く、大量に捌かないとまともな売り上げが立たない仕事を取っているので結果残業が増えます。
例えばの話ですけど
○1個1万円の仕事を3つ捌けば売り上げが3万円です。
どれも1個の仕事を捌くのが同じ時間だと後者の方が楽ですよね。
残業が多い会社は基本的に前者の方です。
売り上げを出すにはとにかく数を捌かないといけません。
だから労働時間も長くなります。
3.「もともと残業ありきの給料だから」
基本給自体が低く(12万とか低いと10万切る)、残業をしまくってお金を稼がないと生活できないような仕事がそうです。
残業をしないと生活できないのでどうしても残業をしないといけません。
基本給が低いから残業が多いとみんなうれしがります。
わざと異動させたり、クビにしたりして人手を減らし残業を増やすというやり方です。
4.「仕事を探すから」
社会人の先輩や上司によく
「自分から仕事を探すんだ」
これよく言われますよね。
こんなことするから残業が増えます。
別にやらなくてもいいことをやり、何か手伝えることがないか尋ねたり、、、
定時で帰れるのに、余計な仕事を見つけるし誰かの仕事を手伝って帰るのが遅くなります。
やることがなければないでゆっくりすればいいし、やることなかったら定時で帰ればいいと思います。
「みんなまだ残ってるし自分も何かやらないと・・・」
そんな気持ちはいりません。
みんながまだ残ってるのは自分の仕事が終わってないからで、あなたの仕事が終わってたらさっさと帰ればいいです。
「みんながこうしているから自分もこうしないといけない」
という同調圧力がそうさせています。
みんなが悪いです。
周りの目を気にしない人が早く帰れます。
早く帰れる人は勝ち組で
帰れないで残っている人は同調圧力に負けた惨めな人ということです。
5.「人手不足」
人手が足りないと当然残業する羽目になります。
人手不足の会社は残念なことにずっと人手が足りないままです。
人手不足の会社では頑張れば頑張るほど自分がしんどい思いをします。
新しい人が入ってきても代わりに誰かが辞めます。
そしてどんどん人が辞めていきます。
どれだけ仕事を効率化して早く捌けるようになっても、人が辞めれば辞めるほど仕事が自分に回ってくるので意味がありません。
そのうちキャパオーバーして崩壊します。
そしてミスを連発して後処理で余計な残業をします。
これが本当に多かったです。
どれだけ気をつけていてももうすでに頭がパンクしているのでミスをするんです。
ミスしてやり直す➡︎これのエンドレスです。
6.「付き合い残業」
よく会社の同僚とつるみ、先輩について行っている人がこういうことしがちです。
一緒に昼飯を食べるし、一緒に帰るし、一緒に行動するし何をするも一緒なので、残業も当然付き合います。
仕事が終わったと思ったら先輩が仕事を思い出し、
「これだけやって帰りたい」
とか言うので、
「僕も手伝います!」
と言って残業に付き合います。
残業中もちょくちょくタバコタイムに付き合うのでダラダラ残業して仕事が長引きます。
仲がいいから仕事が終わった後のタバコ・コーヒータイムでグダグダ雑談するので余計に帰るのが遅くなります。
7.「残業が美徳という考えが未だにあるから」
令和になってもおそらく昭和世代がいなくならい限りこの考えはなくならないかもしれません。
下手すればこの考えを受け継ぐ人もいるかもしれません。
昭和世代はこういう考えを教えられて受け継ぎ染みついているからです。
だから、残業を減らすとか体調が悪いから休むというのがあまったれていると思っているんです。
気合い・根性という時代を生きてきたからです。
こう教えられているしこれが正しいと思っています。
自分たちはこうしてきたんだからお前たちもこうあるべきだと考えています。
そして昭和の考えが染み付いているのでこの考えをどうしても改めることができません。
8.「結局みんなお金が欲しいので残業したい」
みんなお金には勝てません。
どれだけ苦しくても結局お金が欲しんです。
だから残業を頑張るし、休日出勤もします。
以前勤めていた会社の人が
・毎日定時で帰れる代わりに給料15万どっちがいいか
という話をした際に前者を選んでいました。
他にも
「毎月どれくらい残業したい?」
という質問で
「80時間はやりたいなぁ」
と言っている人もいました。
「やっぱり残業しないと給料がないからどんどん仕事は取っていかないと」
と言う上司もいたので、こういう人が会社の上に立てば、残業で溢れるような体制になるんではないかと思います。
残業しなくて済むには
こんな残業で溢れた世の中でどうすれば残業を減らせるか、残業をしないで済むかについて考えていきたいと思います。
1.「仕事は誰かにやらせて自分は早く帰る」
周りからはかなり批難されますが、確実に早く帰れてプライベートを謳歌できます。
実際に以前勤めていた残業だらけの会社である社員が
「1時間以上は残業しません。この時間になったら帰ります。」
と言って、みんなが毎日5時間6時間残業している中、2時間ぐらいの残業で帰っている人がいました。
周りはかなり批判していましたが、自分は正直羨ましかったです。
こういうことできる人だけが残業から逃れられて、、
納期に間に合わすために休日出勤までして体も壊して必死にやっている自分たちが苦しい思いをして。。
この時に
「真面目がバカを見る世の中だな」
とつくづく思いました。
私も出来るならこの人みたいにしたかったです。
周りの目を気にしない人が得をします。
2.「仕事は何でもかんでも引き受けない」
あれもこれもお願いされて、それを何でもかんでも引き受けないようにしましょう。
期待されているから仕事を任されているんではありません。
めんどくさい仕事を押し付けられているだけです。
つまりいいように利用されているだけです。
これに気づきましょう。
断る勇気も必要です。
何でもかんでも仕事を引き受けているとみんなが帰って遊んでいる中、自分だけ遅くまで残業する羽目になります。
私は仕事が終わってルンルンで帰っている時に会社から緊急の仕事の電話がきましたが
「ムリです」
の一点張りで断ってやりました。
別に悪いとは思ってないです。
会社のためにとか会社ばかり優先していると本当にいいように利用されるだけです。
何でもかんでも引き受けているとマジでプライベートなんかありませんよ。
3.「誰ともつるまない」
誰かとつるんでいると先ほど説明した付き合い残業が発生しますし、
仕事終わりのタバコ・コーヒータイムでの雑談。
これでせっかく仕事が終わっても帰るのが30分〜1時間は遅くなります。
私もそうでしたが会社で一匹狼で誰のグループにも入らないでいると、
付き合い残業や仕事終わりの雑談に付き合わなくていいのでその分早く帰れますよ。
私は定時で帰れる時や、残業で仕事が終わった瞬間に誰とも雑談せずに速攻帰ってましたよ。
4.「出世しない」
私がいた会社での経験ですけど、出世すると早く帰れません。
・残業が長引いた時に上司の自分が部下より先に帰るわけにはいかないので部下を先に帰らせるから
・役職者だけの会議があるから
↪︎会社によるが定時後に行われることもあり、深夜すぎることも・・・
・取引先とゴルフなど、
↪︎役職者になると休日でも仕事関係の都合に付き合わないといけないので休みも潰れる
役職者になると平社員にはない仕事や会議にも出ないといけないのでその間自分の仕事が止まり帰るのが遅くなります。
長期的に見れば平社員のままが楽かもしれません。
5.「残業が少ない会社に転職する」
これが一番確実です。
残業まみれの会社でどれだけこの状況がいつかよくなると願っていても、どれだけ頑張って仕事を効率化しても、会社に訴えかけても先ほど説明した理由から無理なものはどう頑張っても無理ですよ。
会社はそう簡単には変わりません。
さっさと見切りをつけて残業が少ない会社に転職してしまえばこれ以上苦しむ必要も悩む必要もありません。
そして残業が少ない会社はあります。
どこの会社も同じなんてことはないです。
こちらを参考にしてみてください⬇︎